ラムズ本拠移転 セントルイスから37年ぶりにロス“復帰”

[ 2016年1月13日 18:11 ]

ラムズが要求している新スタジアム(AP)

 95年からミズーリ州セントルイスを本拠にしていたNFLラムズが、カリフォルニア州ロサンゼルスに移転することになった。12日にテキサス州ヒューストンで行われたオーナー会議の投票で決まったもので、同じく移転を要望していたチャージャーズにはラムズと同様のスタジアムを共有して移るか、もしくは1億ドル(約118億円)の資金提供を受けて現在の本拠地カリフォルニア州サンディエゴに新スタジアムを建設するかの選択肢が与えられた。

 チャージャーズが移転しない場合には、同じく移転を求めたレイダース(本拠はカリフォルニア州オークランド)に権利が移行する。

 ラムズは1937年にクリーブランドで誕生し46年にロサンゼルス、80年にアナハイム、そして95年にセントルイスに移転。アナハイム移転後も「ロサンゼルス・ラムズ」というチーム名を残したが、ロサンゼルスへの地理的な“復帰”は79年以来、37年ぶりとなる。

 ロサンゼルスにNFLのチームが誕生するのは、95年にレイダースがオークランドに去って以来。ラムズは当面の間、ロサンゼルス市内のメモリアル・コロシアムを使用する可能性が大きいが、19年までに市内南西部のイングルウッドに新スタジアムの建設を求めている。

 チャージャーズとレイダースはロサンゼルス市南部のカーソン・シティーに共用のスタジアムを設けて共に移転することを求めていたが認められなかった。

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