居反りの宇良「スタイル変えないと」 関取昇進へ2連勝スタート

[ 2016年1月13日 14:53 ]

 両国国技館で開催中の大相撲初場所4日目で、注目株の西幕下8枚目・宇良(23=木瀬部屋)が関取経験者の東幕下9枚目・竜電(25=高田川部屋)を下手投げで倒し、2戦2勝とした。

 「相手の方が身長が高かったので、どう攻めればいいのか分からなかった」と言いつつ、立ち合い直後に相手に足を取りにいく。自身より17センチも高い1メートル89の竜電はバランスを崩すと、さらに休まず攻めて下手投げ。関学大時代は居反りなどの奇手を得意とした23歳のホープは「幕下上位に上がったので自分から攻めていかないと飲み込まれる。今までは相手の様子を見ながら確実に攻めることを心掛けていたが、この番付だから自分のスタイルを変えていかないと」と高い意識を持って土俵に上がっている。

 初めての幕下上位の番付。先場所に続き、7戦全勝なら地元・大阪で行われる春場所での新十両も決定的となる。「ほとんど十両経験者なので、あまり気にしていたら毎回気持ちで負ける」。挑戦者として強い気持ちを持ち、関取昇進を狙っている。

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2016年1月13日のニュース