W杯代表・福岡 有終2トライ!筑波大ラスト大勝で飾った

[ 2015年12月27日 14:40 ]

第52回全国大学ラグビー選手権第2ステージ最終節 筑波大64―7慶大

(12月27日 秩父宮)
 筑波大のW杯日本代表WTB福岡堅樹(4年)が有終の2トライで学生生活を締めくくった。前半15分、敵陣22メートルでパスを受けて楽々と左中間へ先制トライを決めると、後半3分には自陣10メートルと22メートルの間から爆走開始。相手の裏へショートパントを上げてバウンドに合わせて自らキャッチし、左中間へ滑り込む圧巻の個人技を披露した。

 チームは第2ステージ初戦で大東大に敗れたのが響いて準決勝進出を逃し、この日が筑波大でのラストゲーム。後半36分に左肩を痛めて交代した福岡は「慶大には1年生の時(対抗戦と大学選手権)に勝ったけど、その後は勝てずに通算でも負け越していたので、勝って終わりたいと思っていた」と笑顔を見せた。

 4年間の大学生活を振り返り「1年の選手権準決勝(28―26東海大)と決勝(22―39帝京大)が印象深いゲーム。1年から自分の強みを出せて、次の年から日本代表に選んでもらえた」と話した福岡。日本代表で過ごす時間が長く、筑波大では「ケガもあって、数えるくらいしか試合に出られなかった」(古川拓生監督)が、プロ選手の生活態度や高い意識を始めとしてディフェンス、オフ・ザ・ボールの動きなど自身を高めることができた。社会人となる来年は7人制日本代表に復帰してリオデジャネイロ五輪に出場することが最初のターゲット。15人制ではトップリーグのチームへ進む予定で「自分らしさを出していければ」と話した。

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2015年12月27日のニュース