韓国 ユニバ開催まで1週間…MERS対策全力

[ 2015年6月26日 05:07 ]

 韓国南西部光州で7月3日に開幕するユニバーシアード夏季大会まで26日で残り1週間。約150カ国から選手・役員計約1万3千人の参加が見込まれ、政府と大会組織委員会は中東呼吸器症候群(MERS)の感染防止策に全力を挙げる。

 政府は25日に対策会議を開き、感染が疑われる選手らを隔離し国指定病院で治療するなどの手順を確認した。組織委は競技場の出入り口に赤外線による発熱感知器を設置し、全国から1万人以上が集まるボランティアらにも注意を払う。

 組織委は選手団の感染防止へ「入国から出国までの徹底警戒」を掲げる。他国に先駆けて入国したベネズエラ選手団は、空港到着後、組織委が準備したバスで選手村に直行した。

 光州市周辺でMERSへの感染が確認されたケースは少数で、組織委員会会長の尹壮鉉・光州市長は18日に「安全宣言」。日本は300人超の選手を派遣する予定で、日本オリンピック委員会(JOC)は、手洗いやうがいの励行など感染防止対策を呼び掛けている。(共同)

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2015年6月26日のニュース