ティンバーウルブス 1年生センター・タウンズをトップ指名

[ 2015年6月26日 15:55 ]

 NBAのドラフトが25日にニューヨークで行われ、予想通りにティンバーウルブスが全体トップでケンタッキー大の1年生センター、カールアンソニー・タウンズ(19)を指名。1年生のトップ指名は6年連続となった。2メートル11、112キロのタウンズは今季開幕から38連勝を飾ったケ大で平均21分の出場時間で10・3得点、6・7リバウンドを記録。ミドルからのジャンプシュートも打てるセンターで、フリースロー(FT)成功率も81・3%と高かった。

 2番目のレイカーズはタウンズと並ぶトップ指名候補だったデューク大のセンター、ジェイヒル・オカフォー(19=1年)をパスしてオハイオ州立大のポイントガード(PG)、ダンジェロ・ラッセル(19=1年)を指名。ラッセルは1メートル96の大型司令塔で3点シュート成功率も41・1%と高くPG部門では最高の評価を得ていた。

 3番目の76ersが今季17・3得点、8・5リバウンドをマークしていたオカフォー(2メートル11、125キロ)を指名。インサイドでの攻撃能力はタウンズより上と見られているが、ジャンプシュートが大の苦手という弱点がある。なお指名は2巡目まで(計60人)で、4番から10人の指名は以下の通り。

 ▼4番目(ニックス)=ラトビア出身のフォワード、クリスタプス・ポルジンギス。2メートル16、105キロの19歳。スペイン・セビージャ所属。万能型ビッグマンだが軽量ゆえにインサイドは苦手。NBAのフィジカル・コンタクトに耐えられるかが疑問視されている。

 ▼5番目(マジック)=クロアチア出身のシューティングガード、マリオ・ヘゾニャ。2メートル3、91キロの20歳。スペイン・バルセロナ所属。潜在能力は抜群でシュートもダンクも得意。しかし気性が激しく問題児的な側面あり。

 ▼6番目(キングス)=ケンタッキー大センター(3年)のウィリー・コーリースタイン。2メートル13、109キロ。タウンズの同僚でともにタイプの似たインサイド・プレーヤー。FT成功率は61・7%と並以下。ディフェンスはNBAでも通用するはず。

 ▼7番目(ナゲッツ)=エマニュエル・ムディエイ。コンゴ民主共和国出身で中国でプレー。1メートル96、91キロの大型PGで突破能力は文句なしにドラフト候補のナンバーワン。しかしジャンプシュートはフォームに問題があり、FT成功率も58%と落第点。

 ▼8番目(ピストンズ)=アリゾナ大フォワード(1年)のスタンリー・ジョンソン。2メートル1、111キロ。インサイドで持ち味発揮。リバウンドも強い。速攻も1人で遂行可能でハンドリングも及第点。即戦力&新人王の候補か?

 ▼9番目(ホーネッツ)=ウィスコンシン大のフォワード(4年)のフランク・カミンスキー。今季の全米大学最優秀選手平均18・8得点を挙げたフォワードで、2メートル16、110キロのサイズですべてをこなせる万能型。しかしディフェンスの弱さを指摘する声も多い。

 ▼10番目(ヒート)=デューク大シューティングガード(1年)のジャスティス・ウィンスロー。もう少し上位指名が予想されていた選手。1メートル98、101キロ。今季平均12・6得点。3点シュート成功率は41・8%。将来の米国代表候補。

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2015年6月26日のニュース