「弥栄日本」演技初披露も井村HC「65点ぐらい 小手先の演技ではバレる」

[ 2015年5月2日 17:24 ]

チームテクニカルルーティンでトップに立った日本チーム

 シンクロナイズドスイミングのジャパン・オープンを兼ねた日本選手権が2日に辰巳国際水泳場で開幕し、日本はチームのテクニカルルーティンで90・1142点のトップに立った。

 日本は16年リオデジャネイロ五輪出場権が懸かる世界選手権(7月、ロシア・カザニ)に向けて、和をテーマにした「弥栄日本」を初めて披露した。

 スピードあふれる演技に会場からは拍手が沸き起こったが、井村雅代ヘッドコーチ(64)は「65点ぐらい。7割は越えてくれると思ったけど」とチクリ。練習拠点の国立スポーツ科学センターと辰巳国際水泳場では天井の高さが違い、8人の選手の泳ぐ感覚や小さなズレが目立った。

 日本の強みである同調性が失われ「試合に出ないで帰りたいくらいだった。体の芯から使わないと、小手先の演技では(審判に)バレる。本物の演技じゃないと」と課題を挙げた。

 今後は大阪のなみはやドームで合宿を積む予定。また、デュエットのテクニカルルーティンでは乾友紀子(24=井村シンクロク)、三井梨紗子(21=東京シンクロク)が新曲の「カルマ(業)」を披露した。

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2015年5月2日のニュース