白鵬、8場所連続の東正位 逸ノ城が三役復帰 夏場所番付発表

[ 2015年4月27日 06:00 ]

 日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日・両国国技館)の新番付を発表し、史上初の個人2度目の7連覇となる35度目の優勝を狙う横綱白鵬が8場所連続で東の正位に座った。他の横綱は日馬富士が西、左肩のけがで春場所を休場した鶴竜が東。

 新三役はいなかった。先場所13勝を挙げ、今場所の成績次第で大関昇進の可能性もある照ノ富士が2場所連続の東関脇で、西は妙義龍が4場所ぶりの関脇。小結は東が栃煌山、西には2場所ぶりの三役復帰で新小結の逸ノ城が就いた。関脇経験者が平幕に陥落した後で新小結に上がるのは2001年夏場所の琴光喜以来。大関陣は3場所連続で東に稀勢の里、西に琴奨菊と豪栄道。

 左膝の重傷で先場所途中休場した人気の遠藤は西前頭9枚目に下がった。西前頭14枚目の旭天鵬は幕内在位98場所となり、高見山を抜いて単独史上2位、外国出身力士では最長記録。

 3場所連続の新入幕なしは09年秋~10年初場所以来で史上4度目。富士東と貴ノ岩が再入幕した。新十両は川端改め大翔丸と錦木で、出羽疾風と若乃島が十両に復帰した。

 【夏場所番付メモ】

 ▽再入幕 富士東は7場所ぶり、貴ノ岩は3場所ぶり。
 ▽学生相撲出身の幕内力士減少 妙義龍、宝富士、徳勝龍、豪風、誉富士、遠藤、嘉風、常幸龍で、8人以下は1995年初場所以来。
 ▽川端改め大翔丸 追手風部屋の新十両は元幕内大翔山が98年に部屋を創設してから8人目。日大出身としては46人目。
 ▽錦木 伊勢ノ海部屋の新十両は元幕内北勝鬨が2011年に部屋を継承してから2人目。岩手県出身としては戦後16人目。
 ▽再十両 出羽疾風は3場所ぶり、若乃島は5場所ぶり。

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2015年4月27日のニュース