錦織、穏やかに喜び語る ミス多くても勝利「強くなった証拠」 

[ 2015年4月27日 09:19 ]

バルセロナ・オープン男子シングルス決勝

(4月26日 バルセロナ)
 第1シードの重荷をはね返した錦織は、穏やかな笑みを浮かべて優勝の喜びを語った。

 ――2連覇した心境は。

 「正直、連覇をそこまでは意識してやっていなかった。自分はクレーのスペシャリストではないから、ここで勝てたのはとてもうれしい」

 ――決勝は苦しんだ。

 「特に第2セットは厳しかった。相手の調子がずっと良かったので、最終セットに持ち込まれることも覚悟した」

 ――ミスも多かった。

 「緊張が大きな原因かな。硬さもあって出だしが悪かった。体も100パーセントではなかったので気にしながら…」

 ――それでも勝てた。

 「悪い中でも流れを引き戻して自分のプレーをできたのは、強くなった証拠だと思う。全ての大事なゲームを取れた。100パーセントの出来ではなかったが勝てた。それが最も大切」

 ――全仏オープンに期待が膨らむ。

 「全仏でいい結果を出すことが次の目標。すごくわくわくしている。5セットで争う四大大会は他の大会とは違う。でも全仏で好結果を得られる状態に近づいていると思う」(共同)

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2015年4月27日のニュース