東京五輪セーリング会場 千葉、江の島、蒲郡を提示 

[ 2015年4月23日 07:50 ]

 2020年東京五輪の会場計画見直しで、国際セーリング連盟の競技責任者、アラステア・フォックス氏は22日、大会組織委員会から代替候補地として千葉市美浜区、神奈川県藤沢市江の島、愛知県蒲郡市が提示され、5月中旬にも来日して現地視察する計画を明らかにした。

 江東区のセーリング会場予定地は羽田空港に近く、空撮用のヘリコプターが飛行を制限される空域に入ることが問題となっている。フォックス氏は「会場変更の必要性は理解し、組織委とまだ交渉を継続中だ」とした上で「優先順位を付けず、フラットな視点で全ての代替候補地を視察して判断したい」との方針を示した。

 美浜区はレース水面の狭さ、1964年東京五輪の会場となった江の島は周辺の交通事情、蒲郡市は東京から遠いことなどが課題となっている。ロシアのソチで国際連盟と協議した組織委の布村幸彦副事務総長は、具体的な会場名は明らかにせず「各会場のメリット、デメリットを提示した。候補を絞った上で視察してもらいたい」との考えを示した。(共同)

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2015年4月23日のニュース