女子HPの小野塚彩那、W杯種目別で初優勝

[ 2015年3月13日 05:16 ]

 フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)は12日、フランスのティーニュでハーフパイプ(HP)最終戦の決勝が行われ、女子でソチ冬季五輪銅メダリストの小野塚彩那(石打丸山ク)が90・40点で2位に入り、全3戦のポイントで争うW杯種目別で初優勝した。

 フリースタイルスキーで日本勢の種目別優勝は、2007~08年シーズンに女子モーグルを制した上村愛子以来。

 キャシー・シャープ(カナダ)が93・80点で最終戦を制した。小野塚とタイトルを争ったジャニナ・クズマ(ニュージーランド)は6位で、種目別では2位だった。男子はマイク・リドル(カナダ)が95・00点で優勝。2位のデービッド・ワイズ(米国)が種目別のタイトルを手にした。

 ▼小野塚彩那の話 今までで最高のシーズン。種目別優勝は今季の目標だった。五輪のメダルと同じくらいうれしい。やってきたことは間違いじゃなかった。最終戦も気負わず、落ち着いて自分の滑りができた。

 ◆小野塚 彩那(おのづか・あやな)学生時代はアルペンスキーの選手だった。五輪種目採用を機にフリースタイルスキーのハーフパイプに取り組み、世界屈指のジャンプの高さを武器に13年世界選手権、14年ソチ冬季五輪でいずれも銅メダルを獲得。今季のW杯は開幕戦が3位、第2戦で初優勝した。W杯の種目別順位はこれまで12~13年シーズンの3位が最高だった。専大出、石打丸山ク。158センチ、50キロ。26歳。新潟県出身。(共同)

続きを表示

2015年3月13日のニュース