オリンピアンらと江東区数矢小児童による「ミニ東京マラソン」開催

[ 2015年3月10日 09:15 ]

子どもたちとミニ東京マラソン終了後に記念撮影するオリンピアン

 2020年東京五輪の舞台になる江東区の次世代に「スポーツの夢」を届けよう――北京五輪ビーチバレー日本代表の朝日健太郎氏をはじめとするオリンピアンらが9日、東京・江東区の数矢小学校で“1日先生”として子どもたちに「スポーツの夢」を届ける特別授業を行った。

 この授業は一般財団法人東京マラソン財団が、「東京マラソン2015チャリティ“つなぐ”スポーツ・レガシー事業」の普及を目的に「FUN SPORTS for KIDS」として開催したもの。同校の小学5、6年生約200人に対し「スポーツの夢」をテーマにトークショーを行い「長い間スポーツをやってきて、頑張ることも大切ですが、本当にいろんな人に支えられてきて、仲間の大切さを学びました。みんなも頑張ってほしいし、決して一人じゃないので、仲間を大切にしていってください」とスポーツの持つ楽しさや面白さなど、朝日氏は子どもたちに熱いメッセージを送った。

 トークショーの後、5年生約100人を対象に、シドニー、アテネ五輪陸上・長距離日本女子代表選手の大島めぐみ氏が講師となり「ミニ東京マラソン」を実施した。子どもたちは校庭のコースを使い、3つのグループに分かれ、走るだけでなく、友だちを応援したり、給水所では給水や紙コップ拾い、スタート地点ではスターターやゴールで完走者に東京マラソン特製バッジをつけてあげるなどのボランティア体験を行い、イベントを楽しんだ。

 イベント実施にあたり、山崎孝明江東区長は「2020年東京オリンピック・パラリンピックの水泳、体操、バレーボールなど競技の約半分が江東区で行われます。数矢小の子どもたちの中からもオリンピック選手となって出てほしい。もし、オリンピック選手でなくても、ボランティアとして応援して盛り上げてください」と話した。

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