乗らず入らず…松山 初アンダーパーも不満23位「納得いってない」

[ 2015年3月10日 05:30 ]

最終ラウンド、10番でバーディーパットを外した松山英樹

世界選手権シリーズ キャデラック選手権最終日

(3月8日 米フロリダ州ドラル トランプナショナル・ドラル=7528ヤード、パー72)
 40位で出た松山英樹(23=LEXUS)は5バーディー、3ボギーの70と伸ばして通算2オーバーで23位となった。小田孔明(36=フリー)は通算16オーバーで68位、藤田寛之(45=葛城GC)は通算27オーバーで73位だった。69で回ったダスティン・ジョンソン(30=米国)が通算9アンダーで逆転優勝した。

 今大会初めてアンダーパーで回ったものの、優勝者と11打差の23位で終戦。松山は「納得はいってない」と吐き出した。

 見せ場はつくった。11番番パー4、グリーン右手前のバンカーからSWでチップイン。カップの縁をクルリと回って入るバーディーを奪った。そして13番パー3でもグリーン右手前のバンカーからの第2打をSWでカップに放り込んだ。しかし、いずれの場面でも笑顔は見せなかった。「2回バンカーから入ったのでそこは良かったけど、その他は何もいいところがなかった。いい感じでショットを打っても乗らないし、いい感じで打てても入らない」と内容には不満だった。

 12日開幕のバルスパー選手権は回避する。2試合ぶりの復帰戦が不本意なゴルフとなっただけに「このところ1週間のオフで調子を落としている。いい状態で試合を終われたのを、次にどうつなげるか」と新たな課題を口にした。

 ▼68位・小田孔明 一日くらいアンダーパーを出したかったけど、にっちもさっちもいかなかった。80だけは絶対に打たないぞと、最後の何ホールかは死ぬ気でやった。得られたものはいっぱいあるので、しっかり日本に持ち帰りたい。

 ▼73位・藤田寛之 (左肩痛だが)トレーナーのケアのかいもあって何とか4日間完走できた。ただ、もう少し試合の中で競いながらプレーしたかった。練習をしていないとこんなにひどくなってしまう。これから先(の試合出場)は難しい判断。(棄権を除いて最下位)

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2015年3月10日のニュース