東京五輪アスリート委初会合 鈴木委員長「成功に尽力したい」

[ 2014年10月10日 12:11 ]

アスリート委員会の第1回会合であいさつする鈴木大地委員長=10日午前、東京都内のホテル

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、選手の意見を大会運営に反映させるために設置したアスリート委員会の第1回会合を開き、委員長を務める1988年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏は冒頭で「大変重要な委員会だ。6年後の大会成功に向け尽力したい」とあいさつした。

 日本水泳連盟会長でもある鈴木氏は「国際スポーツ界でもアスリートの意見を尊重する流れになっている」と強調。東京は移動などで負担の少ない「選手本位の五輪」を掲げて開催都市に選ばれた。委員を務める00年シドニー五輪女子マラソン優勝の高橋尚子さんは「選手が思い切り、ストレスなく競技に臨める環境づくりが大切だ」と語った。

 会合では策定作業を進めている大会ビジョンについて、組織委の森喜朗会長らと意見交換した。アスリート委員は21人で、副委員長はパラリンピック競泳の河合純一氏が務める。

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