JOC “冨田事件”で青木団長らに厳重注意「誠に遺憾」

[ 2014年10月8日 19:39 ]

 仁川アジア大会で競泳男子の冨田尚弥選手(25)が窃盗事件で略式起訴された問題で、日本オリンピック委員会(JOC)は8日、臨時常務理事会を開き、日本選手団の青木剛団長(67)、田嶋幸三副団長(56)、高田裕司総監督(60)、鈴木大地本部役員(47)と団体としての日本水泳連盟を文書による厳重注意とする処分案を決めた。11月21日の理事会で正式に決める。

 JOCの竹田恒和会長は「誠に申し訳なく遺憾に思っている。国民の皆さまにも謝罪したい」と述べた。河野博文副会長は、軽い処分にとどめた理由について「窃盗は突発的、個人的な問題の色合いが強い」と説明した。

 JOCは再発防止に向け、加盟団体に文書で注意喚起する。日本選手団から追放した冨田選手の競技成績は、報告書に記載する。

 日本水連は7日、冨田選手を2016年3月末までの選手登録停止とする処分案を決めた。デサントは同日、契約社員だった同選手を解雇した。

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2014年10月8日のニュース