4大大会初出場・西岡は途中棄権 予選後に発熱、体動かず

[ 2014年8月28日 05:30 ]

男子シングルス1回戦 パオロ・ロレンツィとの対戦中、体調不良で棄権した西岡良仁

テニス全米オープン第2日

(8月26日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 4大大会初出場の男子の西岡良仁(18=ヨネックス)は無念の途中棄権となった。予選を勝ち上がった後に38度を超える熱を出し、前日はホテルで安静にして過ごした。

 開始直後から氷のうを頭に当てるなど明らかに動きが鈍かった。ロレンツィ(イタリア)に第1セットを先取されると第2セットの途中ではメディカルタイムアウトも取った。「最後までやりたかった」と一度は続行の判断をしたものの、「途中から本当に動けなくなった。左右に振られると視点がぶれたりして」と第3セットの1―2となったところで棄権を決めた。

 初めての挑戦で4大大会の予選を突破し将来を嘱望される18歳。「チャンスをつかんだのに体調管理できなかったのは悔しい」とほろ苦い4大大会デビューとなったが「もっと上にいけるという自分の可能性も感じた」と貴重な経験にもなった。

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