白鵬 苦戦も全勝守る!遠藤には「いいもの出し切った」

[ 2014年5月16日 05:30 ]

<夏場所5日目>宝富士(左)の頭部が白鵬の顔面に当たる

大相撲夏場所5日目

(5月15日 両国国技館)
 白鵬は宝富士を下し、5日目にして早くも単独トップとなった。前回対戦の昨年秋場所に大技・呼び戻しを決めた相手だが、この日は引いて呼び込みヒヤリとさせる場面があるなど苦戦。それでも、最後は強烈な右からの突き落としを決め「宝富士関がうまく相撲を取った」と敗者を褒める余裕もあった。

 この日の朝稽古後には前日初めて金星を配給した鶴竜について言及。「新横綱は重圧がある。自分は15日間務めたら結果は出ると意識した」とアドバイス。一方、初金星を獲得した遠藤には「若手が自分のいいものを出し切った」と期待感を口にした。

 自身は今場所で幕内在位60場所で、新入幕からほぼ10年が経過。金星配給は昨年初場所の妙義龍戦以来1年以上もない。「いずれある。人間ですから」と謙遜しつつも「そういうことを考えていたらやっていけない。今日は今日。明日は明日」と心構えを説明した。

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2014年5月16日のニュース