白鵬が稽古納め 充実の1年に満足「正月はしっかり楽しんで…」

[ 2013年12月29日 17:16 ]

稽古納めする白鵬

 大相撲で史上3位の27度の優勝を誇る横綱白鵬が29日、東京都墨田区の宮城野部屋で十両大喜鵬と20番取り、稽古納めとした。4度優勝したことしを「あっという間の1年で充実していた。満足している」と穏やかな笑みで振り返った。

 3月の春場所から7月の名古屋場所の途中まで43連勝を記録した。通算82勝で7年連続の年間最多勝と第一人者の貫禄を十分に示した。「この2、3年、相撲の流れが出来上がってきている。ただ稽古をやるだけでは駄目で、その辺りを磨いていく」と質の高い鍛錬を強調した。

 32度の大鵬、31度の千代の富士に次ぐ優勝30度の大台に来年にも到達する。大記録が現実味を帯び「怖いね。優勝とか1位になることは大変なことだ。簡単に30回優勝したいとかは言えない」とプレッシャーを口にする。

 横綱として8年目に突入する来年は3月で29歳となる。円熟期にあり「このところやっと、横綱の地位に慣れてきたかな。正月はしっかり楽しんで、半分は初場所をイメージしながら過ごしたい」と自然体だった。

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2013年12月29日のニュース