高校バスケ女子 桜花学園が3冠 監督「褒めてあげたい」

[ 2013年12月29日 05:30 ]

<桜花学園・岐阜女>連覇で3冠を達成し、喜ぶ桜花学園の選手たち

 バスケットボールの全国高校選抜優勝大会第6日は28日、東京体育館で行われ、女子決勝で桜花学園(愛知)が初優勝を狙った岐阜女を79―69で振り切り、2大会連続19度目の優勝を果たした。桜花学園は全国高校総体、主力として出場した国体と合わせて3冠を達成した。22点を挙げた山田を中心に序盤からリードを奪い、ゴール下では馬瓜が体を張った守備で相手の攻撃を阻んだ。男子準決勝では福岡大大濠が高校総体優勝の京北(東京)に87―65で快勝し、10大会ぶりの決勝進出を決めた。明成(宮城)は高校総体2位の藤枝明誠(静岡)を108―92で退け、4大会ぶりに決勝へ進んだ。

 強豪校らしい貫禄勝ちだった。桜花学園は得点パターンの豊富さや試合運びの巧みさなど総合力で岐阜女を上回り、19度目の頂点に。全国3冠を達成し、井上監督は「2つ取れても3つは難しい。褒めてあげたい」と優しいまなざしを選手に向けた。チームにはジュニア世代の日本代表メンバーがそろい、両親がガーナ出身の馬瓜は15得点12リバウンドと活躍。日本国籍を持ち、20年東京五輪出場を目標に掲げており「ホッとして涙が出ちゃう」と屈託なく笑った。

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