萩野 若さで打倒ロクテ 3度目の直接対決

[ 2013年7月28日 06:00 ]

練習前に笑顔を見せる萩野公介(左)と入江陵介

水泳世界選手権

 スペイン・バルセロナで開催中の水泳世界選手権は大会第9日の28日から競泳が始まる。個人6種目に出場する萩野公介(19=東洋大)は最大のライバルとなるライアン・ロクテ(28=米国)に若さで対抗する。27日のオープンウオーター女子25キロで貴田裕美(ALSOK群馬)は5時間16分25秒7で8位に入った。26日のシンクロナイズドスイミングではチーム・フリールーティン(FR)決勝で日本は4位、男子3メートル板飛び込み決勝で坂井丞(日体大)は8位だった。

 萩野がロクテに挑戦状を叩きつける。昨夏ロンドン五輪の400メートル個人メドレーを制したロクテは、今大会同種目に不出場。200メートル自由形、背泳ぎ、個人メドレーの3種目で直接対決となる萩野は「まだ実力は及ばないが、ロクテも長いオフ明けで本調子ではないと思うので、頑張って食らいつきたい」と最大のライバルに若い力で対抗することを誓った。

 リレーも含め、最大8種目20レースに出場する可能性がある。「ランキングでは多くの種目でメダル圏内。それに近づけるよう一種目一種目集中して頑張りたい」。平井ヘッドコーチも「いかに気持ちを途切らせないでやるか」と気持ちの重要性を説く。

 初日は400メートル自由形に挑む。「これから8日間、長い世界水泳が始まる。でも始まったら一瞬。その一瞬一瞬を楽しみたい」。60年ローマ五輪の山中毅以来となる同種目日本人表彰台を決め、メダルラッシュへ勢いをつける。

続きを表示

2013年7月28日のニュース