勝俣 宣言通り2冠の初優勝 団体は埼玉栄

[ 2013年7月28日 06:00 ]

個人の部でも優勝した勝俣(中央手前)を中心に、団体優勝に喜ぶ(左から)伊藤、蛯名、満留ら埼玉栄チーム

スポニチ主催平成25年度関東高等学校ゴルフ選手権男子決勝大会最終日

(7月27日 栃木県大田原市 那須野ケ原カントリークラブ=6705ヤード、パー71)
 雷雨のため最終日の競技は中止となり、前日の成績で順位が決定した。個人の部は勝俣陵(埼玉栄3年)が初優勝。加治屋舜介(東京・杉並学院3年)が2位に入った。団体の部は埼玉栄が制した。なお個人は全国シード選手4人を除く上位44人、団体は地区予選優勝校7校を除く上位8校、計15校が全国大会(8月5日開幕、三重・白山ヴィレッジGC)の出場権を獲得した。

 勝俣は17番のティーグラウンドで競技中止を聞かされ「2日間プレーしたかった」と残念そうな表情。それでも優勝に関しては「素直にうれしい」と率直な気持ちも口にした。この日は団体の部でも優勝。思わぬ形ではあるが、前日に宣言していた通り2冠を達成した。「優勝のいい流れに乗って全国大会でも頑張りたい」と緑の甲子園での活躍を誓った。

 <同級生のプロ助言 加治屋 挽回2位>前半で1つスコアを伸ばして折り返した加治屋の元に心強い応援が届いた。会場に駆けつけた同級生でプロゴルファーの伊藤誠道(まさみち)から「後半でスコアを伸ばせば優勝できる」と背中を押され、17番パー5では50センチを沈めてバーディー。この日は2アンダー69でホールアウトした。結局2日目の競技は中止となり、2位。優勝は逃したが「2日間いいゴルフができていた。全国で悔しさを晴らす」と誓った。

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2013年7月28日のニュース