松山 9位浮上で強気V宣言 パット好調で7差まくり自信

[ 2013年7月28日 06:00 ]

第2ラウンド、13番でバンカーショットを放つ松山英樹

カナダ・オープン第2日

(7月26日 カナダ・オークビル グレンアビーGC=7253ヤード、パー72)
 首位に4打差の16位から出た松山英樹(21=東北福祉大)は6バーディー、3ボギーと2日連続で69をマーク。通算6アンダーに伸ばし、首位との差は7打に広がったが、9位に浮上した。石川遼(21=CASIO)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算1アンダーの63位で予選通過した。ハンター・メイハン(米国)が通算13アンダーで単独首位に立った。

 松山はリーダーボードにある自分の名前を「しっかり見て」プレーし、風が強くなった午後のラウンドでスコアを3つ伸ばした。「11アンダーがトップかなと思ったけど、13なのでちょっとびっくりした」。1位と差が広がったのは誤算だったが、首位戦線に食い込んできた。21歳は「やっぱり優勝を目指したい。最終日を首位と3、4打差で迎えられるように縮めたい」と優勝宣言した。

 「本当に最近にはない、いいパット。いいゴルフができている」。前日に続きパットが原動力だった。2番は50センチ、4番は1・5メートルと比較的短いパットを決めてバーディーを奪ったが、5番は7メートル、11番は2・5メートル、13番では5メートルのバーディーパットを沈め一時は5位まで浮上した。14番で3パットを打ったが、パット数は25をマークした。

 全英オープンでは4日間を通して76・4%(全体の2位)を記録したパーオン率がこの2日間は61・15%(56位)と低迷。その分をパットで補っている。ただショットも終盤持ち直し「最後の方はボギーが続いたけど、うまくショットが打てるようになってきているので、かみ合えば1日6アンダーくらい出せそう」と手応えを感じている。

 現在獲得賞金41万7907ドル(約4100万円)で賞金ランク139位相当。8月のウィンダム選手権後に125位以内に入ることがシード権獲得の条件で、残り4試合で20万ドル以上を稼ぐ必要がありそうだ。それでも「(シード権のことは)そこまでは意識していない。やっている最中は優勝しか目指していない」と言い切る。もちろん今大会で優勝すればシード権は手に入る。松山は頂点を目指し、決勝ラウンドでチャージをかける。

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2013年7月28日のニュース