全柔連への助成金 JSC、調査結果出るまで保留へ

[ 2013年3月30日 06:00 ]

 指導者による助成金の不正受給疑惑が発覚した全日本柔道連盟(全柔連)に対し、日本スポーツ振興センター(JSC)が第三者委員会の調査結果が出るまで13年度の連盟への助成金を保留する方針であることが29日、分かった。4月12日の審査委員会で協議する。JSCによると、12年度は約1億5000万円を支給していたという。

 JSCの藤原誠理事は全柔連以外の33競技団体に対しても調査で問題がないと認められるまでは、指導者への助成金支給を保留すると明言した。4月中旬までに調査を終えるとし「調査で潔白とされれば、早く予定通りに支給したい」と話した。

 JSCは既に、全柔連指導者への13年度分の助成金も保留する方針を示している。連盟に対する助成金は主に強化費や大会運営に充てられている。全柔連の上村春樹会長は「JSCから報告はないが、事実ならば指導者に迷惑を掛けるので申し訳ない。予算の約1割だが、金額面よりも不名誉さがつらい」と話した。

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2013年3月30日のニュース