南ア義足五輪ランナー宅 筋肉増強薬物を発見と警察

[ 2013年2月20日 20:46 ]

 恋人の女性(29)を射殺した疑いで訴追された南アフリカの両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)の自宅で、筋肉増強効果のあるテストステロンと注射針が発見されたと南ア警察の捜査担当者が20日、明らかにした。南ア通信などが伝えた。

 捜査担当者は、首都プレトリアの裁判所で20日に再開された容疑者の保釈をめぐる審理で証言した。この担当者は、射殺事件の直前に容疑者宅から争うような声を聞いた証言者がいるとも指摘。容疑者宅から未登録の違法な銃弾が見つかったことも明らかにした。

 一方、弁護側は、自宅で保管していたのはテストステロンではなく合法的な薬草だと主張。銃弾は容疑者の父親のものだとし、警察官が、容疑者に最大限不利になるように証拠を解釈していると非難した。審理は21日も開かれる。

 テストステロンは男性ホルモンの一種。世界反ドーピング機関(WADA)は、さまざまなタイプのテストステロンを禁止薬物に指定している。

 ピストリウス容疑者は14日未明、プレトリアの自宅で拳銃を発砲し、恋人のモデル、リーバ・スティンカンプさんを殺害した疑いが持たれている。

 検察側は計画的な殺人だったとして保釈に反対。弁護側は強盗と間違えた誤射だったと主張している。

 同容疑者は「ブレード・ランナー」の異名を持ち、五輪史上初の両脚義足の陸上選手として昨年のロンドン五輪に出場。ロンドンと北京、アテネのパラリンピックで多くのメダルを獲得した。(共同)

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