男子日本代表のサトウ監督 スマート・バレーで五輪狙う

[ 2013年2月20日 06:00 ]

バレーボール男子の日本代表監督に就任し、記者会見でポーズをとるゲーリー・サトウ氏

 スマートに夢舞台を狙う。16年リオデジャネイロ五輪出場を目指すバレーボール男子の日本代表監督に就任した日系米国人のゲーリー・サトウ氏(58)が19日、都内で記者会見を行った。

 理想のバレーボール・スタイルについて問われると「“スマート”なバレーボールだ」と話し、「状況判断の質を上げたい。ゲームのテンポをコントロールして、どこでスイッチを入れるのか。そういうのが大事な要素」と“スマート・バレー”の特徴を説明した。

 曽祖父が仙台出身の同氏は米国男子代表でコーチを務め、88年ソウル五輪の金メダル、92年バルセロナ五輪の銅メダル獲得に貢献。日本では男女を通じて初の外国人代表監督となるため、選手とはコミュニケーション面で不安はあるが、「通訳もつくし、ロゼッタストーン(語学習得プログラム)で日本語を勉強しているし大丈夫」。日本の弱点にブロックを挙げ、代表のキーマンには福沢、清水、石島を指名。初采配となるワールドリーグ(5月31日開幕)に向け、Vリーグで選手を見極める。

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2013年2月20日のニュース