高木美帆 日体大合格 スケートに加え健康管理、スポーツ心理学びたい

[ 2012年12月20日 07:44 ]

日体大に合格した高木美帆

 10年バンクーバー五輪スピードスケート代表の高木美帆(帯広南商3年)が19日、スポーツ推薦で日体大体育学部に合格した。

 スケートに加え健康管理、スポーツ心理学など幅広く学びたいと、9月に同大受験の意向を表明していた。高木は学校を通じ「合格を素直に喜びたい。まだシーズン途中なので残されたレースに全力で取り組み、満足した結果を残したい」とコメントした。

 今季はW杯前半戦を転戦し、16日終了の全日本選手権では総合2位。82年の橋本聖子以来の高校生女王は逃したが、今月29日から世界選手権アジア地区予選(中国・長春)に出場する。それに先立ち、22日から地元・帯広で行われる全道高校(24日まで、明治北海道十勝オーバル)にも参戦予定。2年連続の出場で高校生活を全うする。

 3年間高木を見守った東出俊一監督(55)は「これからも周りに“夢と希望を与えられる選手”になってほしい」と送り出す。進路が決まり、集中して14年ソチ五輪プレーシーズンの今季後半戦に挑む。高木は「高校では多くの仲間、先生とともに楽しく過ごすことができて感謝。結果を残すことで恩返ししたい」と決意を新たにした。

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2012年12月20日のニュース