浅尾美和 “3位”で折れた心「頑張る気持ちになれなかった」

[ 2012年12月12日 14:06 ]

ブログで引退を報告した浅尾美和

 10日に所属事務所から現役引退が発表されていたビーチバレー女子の人気選手、浅尾美和(26=エスワン)が自身のブログでも選手生活にピリオドを打つことを表明した。

 浅尾は「私、浅尾美和はビーチバレーを引退する事を決めました」と報告。今年を“勝負の年”と位置づけ、ビーチバレー以外の仕事も断ってきたが「年間優勝は取れず、総合三位という結果でした。今年の結果でまた4年後のオリンピックを目指すなんて言える選手じゃない。と思いました」と心情を吐露した。

 その上で「正直、気持ちさえ続けば、厳しい練習やトレーニングにも耐える事が出来ます。絶対に見返してやる。いつも思ってました。でも今の私にはその気持ちがついて来ません。だからまた来年も頑張ろう。という気持ちにはなれませんでした」と情熱が薄れたことを告白した。

 高校卒業後にビーチバレーを始め、8年後に五輪出場という目標を掲げたが「そんなに甘くはありませんでした」と振り返り「大会で最終日に残る事が出来ず、どんどん自分が下手になってゆくのを感じた時、応援してもらうのも申し訳ない、辞めて楽になりたい、と何度も思いました。でもそんな時も変わらず応援してくれていた皆さんの笑顔に本当に励まされました」とファンに感謝した。

 今後については「私はビーチバレー以外で輝ける場所は無いと思っているので、私なりの幸せを見つけてこれからも生きて行きたいと思います」としている。

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2012年12月12日のニュース