真央 全日本選手権でトリプルアクセル解禁も

[ 2012年12月12日 06:00 ]

メダルを手にポーズをとる(左から)鈴木、高橋、浅田

 ロシア・ソチで行われたフィギュアスケートのGPファイナルで女子シングルを4季ぶりに制した浅田真央(22=中京大)が11日、成田空港に帰国した。長旅の疲れも見せず、胸に金メダルを下げて会見した浅田は「ショート(SP)もフリーも、今入っているエレメンツ(要素)を確実にやり終えた感じがある。初めてソチに行って、また行きたいなという思いが強くなった」と来季の五輪への手応えを口にした。

 一方で、ドイツで行われた復帰戦で今季世界最高の201・61点を叩き出したライバルのキム・ヨナについては「(五輪で)選手みんなが力を出し切れればいい」と話すにとどまったが、自身について「今入っているジャンプの高さやレベルを上げたい」と言及するなど、ライバル心もちらり。21日に開幕する全日本選手権(札幌)に向け「3―3回転やトリプルアクセルも練習していきたい」と高難度ジャンプを解禁する可能性も示唆した。

 「ソチ五輪の前にソチでいい演技と結果が出て、この(ソチに)行きたいというモチベーションを忘れないで頑張りたい」と話した22歳の次の一手にも注目が集まりそうだ。

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2012年12月12日のニュース