元幕内剣武が断髪式 約180人がはさみ…実家の旅館経営へ

[ 2012年8月26日 18:36 ]

断髪式で師匠の藤島親方に大銀杏を切り落とされる元幕内剣武

 目のけがが原因で4月に引退した元幕内剣武の宮本一輝氏(33)=埼玉県出身=が26日、東京・両国国技館で断髪式を行い、日体大時代からの同期で元小結垣添の押尾川親方ら約180人がはさみを入れ、師匠の藤島親方(元大関武双山)が大銀杏を切り落とした。

 網膜剥離を繰り返しながらも、昨年九州場所で学生相撲出身としては最も遅い初土俵から所要63場所で新入幕を果たした苦労人。「どんなにきつくても音を上げないという相撲の経験は、これからも生きる」と話した。

 実家は埼玉県小鹿野町で温泉旅館を営んでおり、将来的に経営を引き継ぐという。5月から修業に入り、掃除や布団の上げ下ろし、接客などに汗をかく日々。「立派な経営者になりたい」と新たな目標を語った。

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2012年8月26日のニュース