五輪代表の前田が3冠「無事に達成できて良かった」

[ 2012年8月26日 17:53 ]

 自転車の全日本選手権トラック種目最終日は26日、静岡県の伊豆ベロドロームで行われ、女子のスプリントはロンドン五輪代表の前田佳代乃(鹿屋体大)が4連覇した。前田は500メートルタイムトライアルも35秒763で5連覇し、前日のチームスプリントと合わせて3冠に輝いた。ケイリンは加瀬加奈子(日本競輪選手会)が勝った。男子のスプリントは河端朋之(日本競輪選手会)が初優勝し、ケイリンとの2種目制覇。4万メートルポイントレースは窪木一茂(和歌山県連盟)が勝った。

 ロンドン五輪代表でただ一人出場した女子の第一人者の前田は、2大会連続となる短距離種目3冠に「無事に達成できて良かった」とうなずいた。

 500メートルタイムトライアルは及第点の35秒台をマーク。得意のスプリントは決勝(3回戦制)で持久力に優れる石井(日本競輪学校)と対決し、1回戦を相手の規則違反でものにすると、2回戦は先行逃げ切りの積極的なレースで制した。「向こうの方が体力はある。2回戦までで終わらせたかった」とほっとした様子で話した。

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2012年8月26日のニュース