入江、五輪前最後のレースで2冠も“ぶぜん”

[ 2012年6月18日 06:00 ]

男子100メートル背泳ぎを制し、表彰台でメダルを持つ入江

 競泳のセッテコリ国際最終日は16日にローマで行われ、男子200メートル背泳ぎで入江陵介(22=イトマン東進)が1分55秒05と平凡なタイムながら前日の100メートルに続いて優勝した。女子200メートル背泳ぎは、五輪ではこの種目に出場しない寺川綾(27=ミズノ)が2分7秒73の自己ベスト記録で100メートルに続いて制覇。男子200メートル平泳ぎの立石諒(23=NECグリーン)は2分8秒85とまずまずのタイムで2位となり、女子200メートル平泳ぎの渡部香生子(15=JSS立石)は2分25秒54で2位だった。

 男子200メートル背泳ぎの入江はコンスタントに出してきた1分54秒台で泳げず、2種目制覇にもぶぜんとした表情。「正直に言って目標(タイム)には届いていない」と不満をあらわにした。100メートルの折り返しが56秒44と遅く「スピードがうまく上がらなかった」と分析。五輪前最後のレースを不本意な形で終え、22歳の日本の第一人者は「やることはまだまだあると思うので、しっかりやっていきたい」と話して足早に立ち去った。

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2012年6月18日のニュース