鶴竜　昇進披露パーティーで「申し訳ありません」

大関昇進披露パーティーに招待した両親に花束を渡した鶴竜（左）

　大相撲の大関・鶴竜（２６）の昇進披露パーティーが１７日、東京都千代田区の東京会館で開かれ、北の湖理事長（元横綱）ら約９００人が出席した。

　鶴竜は新大関だった夏場所が８勝７敗に終わっただけに「先場所は成績が良くなくて申し訳ありませんでした」と壇上で異例の謝罪。それでも、名古屋場所（７月８日初日、愛知県体育館）の井筒部屋支援協会から「龍」の文字が描かれた新化粧まわしが届いたり、親交のある相撲甚句会から昇進を祝した甚句が発表されるなど会場は大盛り上がりだった。東京会館はかつて師匠の父で先代井筒親方（元関脇・鶴ケ嶺）が結婚式を開き、時津風一門の開祖である横綱・双葉山も大関昇進など節目節目でパーティーを開いた場所。一門にとってゆかりある地で盛大に祝われた大関は「優勝目指して頑張りたい」と巻き返しを誓っていた。