豪栄道 鶴竜を破り敢闘賞獲得「気持ちいい」

[ 2012年3月26日 06:00 ]

大相撲春場所千秋楽

(3月25日 大阪府立体育会館)
 春場所の三賞選考委員会が大阪府立体育会館内の記者クラブで開かれ、殊勲賞に鶴竜(2度目)、敢闘賞に豪栄道(3度目)、技能賞に鶴竜(7度目)、豊ノ島(4度目)を選出した。

 地元ファンの大声援を受けた豪栄道は優勝目前だった鶴竜を速攻で破り、敢闘賞を獲得した。左の張り手で先制し、もろ差しから一気に寄り切った。三賞は勝利が条件だっただけに「気持ちいいです。自分の思うことが全部出せた。優勝争いを面白くしたかった」と笑顔。三役に返り咲きも濃厚となり「三役を最終目標にしているわけじゃないので稽古して上に勝てるように頑張りたい」と一層のレベルアップを誓った。

 ≪豊ノ島 4度目の技能賞に「技が評価されてうれしい」≫4度目の技能賞を獲得した豊ノ島は「自分の技が評価されてうれしい」と喜びを爆発させた。この日は北太樹を下し、11勝目。10年九州場所以来の2桁勝利に「2大関を倒したのでよかった。きょうも自分の攻めができた」と納得の笑みだ。夏場所は関脇復帰となりそうで「関脇で勝ち越したことがない。まずは勝ち越し。それから2桁を勝ちたい」と目標を掲げていた。

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2012年3月26日のニュース