五輪枠獲得の中川真依は7位 水連委員長「代表有力」

[ 2012年2月22日 08:54 ]

 ロンドン五輪の出場枠を懸けた飛び込みのワールドカップ(W杯)第2日は21日、ロンドン五輪会場の水泳センターで行われ、女子高飛び込み決勝で2008年北京五輪代表の中川真依(金沢学院大大学院)が339・85点で7位に入った。

 日本水連は個人種目について、今大会で新たに五輪出場枠を獲得した国・地域の選手の中で上位3人に入れば五輪代表とする方針を示していた。だが、末弘昭人飛び込み委員長は設定した選考基準にあいまいな点があるとして、判断を保留すると表明。その上で中川については出場枠を獲得して上位に入ったことで五輪代表の有力候補になったことを明らかにした。3月の常務理事会で最終決定する方針。

 男子板飛び込み予選では坂井丞(日体大)が431・65点で12位、5大会連続の五輪出場を狙う寺内健(ミキハウス)は430・05点で13位となり、22日に行われる準決勝にそろって進出した。

 ▼中川真依の話 最近の中では一番いい試合ができた。周りが気にならず、自分の演技に集中できたことが一番良かった。(五輪代表については)これで行けなかったら『何で』という感じ。行けることを信じて待ちたい。

 ▼坂井丞の話 準決勝に残れないのは話にならない。大失敗をしないようには意識していた。メダルを取れば五輪が付いてくると考えている。準決勝、決勝と上げていきたい。

 ▼寺内健の話 前半の3回は全然ペースがつかめず、本当に良かったのは5回目ぐらい。その意味で、13位というのは伸びしろを存分に残している。

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2012年2月22日のニュース