遼 “王者戦”歓迎!勝ってマスターズ圏へ弾みを

[ 2012年2月22日 06:00 ]

ファンのサインに応じる石川

 男子ゴルフの世界ランク上位64人で争われる、世界選手権シリーズのアクセンチュア・マッチプレーは22日に米アリゾナ州リッツカールトンGCで開幕する。石川遼(20=パナソニック)は20日、ショット練習を中心に調整。1回戦では前戦で優勝した絶好調のビル・ハース(29=米国)と対戦するが、マスターズ出場に向け、強敵を破る決意を示した。

 カリフォルニアからアリゾナへ移動した石川は疲れた様子もなく約2時間練習を行った。現在世界ランクは56位でマスターズ出場権獲得(3月最終週の世界ランク50位以内)どころか、次戦に予定しているキャデラック選手権(今大会後の世界ランク50位以内)の出場権も厳しい状況にある。

 しかも1回戦の相手ハースは前戦の優勝者で昨年のフェデックスカップ王者。世界ランク12位の格上だが、石川は「先週のチャンピオン。全てのカテゴリーで安定している。今一番良い状態の選手とできて光栄」と歓迎した。ダブルスも含めて過去3回同組で回ったが、2度スコアで上回っており苦手意識はない。ハースも「グレートキッズ。タフな試合になる」と石川を警戒している。今大会後に世界ランク50位以内に浮上するには3勝(8強)が必要との試算もある。「残されたチャンスは少ない。頑張るだけ」。追い込まれてはいるが、米期待の星を破り快進撃につなげる。

続きを表示

2012年2月22日のニュース