レスリング下中がドーピング違反…2年間の資格停止

[ 2012年2月22日 06:00 ]

2010年の世界選手権で敗れた下中隆広(右)。ドーピング違反で2年間の資格停止と競技成績の失効処分を受けた

 昨年12月のレスリング全日本選手権男子フリースタイル96キロ級で2位になった下中隆広(26=岐阜県体協)が競技後のドーピング検査で禁止薬物が検出され、1月12日からの2年間の資格停止と競技成績の失効処分を受けたことが21日、分かった。

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の聴聞などによると、下中は同居の女性が飲んでいた薬を誤飲。タモキシフェンというホルモンの調節薬が検出された。

 昨年6月にトップ選手の北村克哉のドーピング違反が発覚した後、日本レスリング協会は再発防止の講習会を開いたが、まったく生かされなかった。福田富昭会長は「自覚がなさすぎる。協会として再発防止に努めるしかない」と話した。

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2012年2月22日のニュース