理事職に専念へ 春日山親方が浜錦に部屋譲る

[ 2012年2月22日 19:55 ]

 大相撲の春日山親方(46)=元幕内春日富士、本名岩永祥紀、宮城県出身=が、春日山部屋を元幕内の幕下浜錦(35)=本名高浜竜郎、熊本市出身、追手風部屋=に譲り、自身は年寄「雷」として同部屋付きの親方となることになった。日本相撲協会が22日の理事会で承認した。浜錦は今月29日付で現役を引退し、年寄「春日山」を襲名する。

 1月30日の相撲協会理事選で初当選した春日山親方は総合企画部長などに就任。協会在勤となり、理事職に専念するために師匠の座を退いたという。異例ともいえる部屋継承について、同親方は「(理事選で)1票を託されたことを重く受け止めた。協会の仕事をしながら部屋を運営する自信がない」と説明した。

 春日山親方は1997年に独立し、98年に神奈川県で初の相撲部屋を川崎市に興した。浜錦は日大相撲部から99年春場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、2001年夏場所に新入幕。幕内在位は7場所で、1月の初場所は東幕下20枚目だった。

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