ブロンコス準決勝進出！延長の末スティーラーズ撃破

　ＮＦＬのレギュラーシーズンを８勝８敗で終えたブロンコスが、１２勝４敗のスティーラーズを延長の末に撃破。ポストシーズンの延長戦では史上最短となる開始１１秒、ＱＢティム・ティーボウ（２４）がＷＲディマリアス・トーマス（２４）に８０ヤードのＴＤパスを通して６年ぶりにプレーオフで勝利を収めた。ＮＦＣではジャイアンツが２４―２でファルコンズを下して準決勝に駒を進めた。

　ブロンコスが混戦のＡＦＣ西地区を制したとはいえ、戦前の予想では昨季にスーパーボウル出場を果たしているスティーラーズが断然有利。しかし、今季何度も“奇跡”を起こしたティーボウが再び主役となった。

　第２Ｑにパスと得意のランで２つのＴＤをマーク。延長では自陣２０ヤードからＷＲトーマスに矢のようなパスを通し「初めてスタンドにジャンプして飛び込んだよ」と喜びを爆発させた。パスが不得意なのに勝利だけは逃がさない不思議なＱＢ。次戦は今季２３―４１で敗れているペイトリオッツだが、何かが起こる気配が漂っている。

　◆データ　今プレーオフから延長戦の規定が改正され、最初に攻撃権を持ったチームの得点がＦＧならば守備側にも攻める機会が与えられる。しかしＴＤなら決着。これによってブロンコスの勝利が決まった。