来年は綱獲りを…稀勢の里「忘れられない年」稽古納め

[ 2011年12月31日 17:52 ]

 大相撲の新大関稀勢の里が31日、千葉県松戸市の鳴戸部屋で稽古納めを行い、若手に胸を出す程度の軽めの調整で終えた。11月の九州場所後に大関昇進は果たしたが、場所前に先代鳴戸親方(元横綱隆の里)を亡くした2011年を「忘れられない年になりそう」と振り返った。

 11年の相撲界は八百長問題に揺れた。角界を代表する地位になるだけに「12年は良い年にしたい」と人気、信頼回復の先頭に立つ。辰年にあやかって「(竜のように)昇りたいですね」と最高位の横綱を目指す気構えだ。

 1月8日初日の初場所に向けて休養するのは元日だけの予定で「気持ちを緩めず、常に緊張してやる」と引き締まった表情を見せた。稽古中に負傷したという右まぶたが大きく腫れていたが「場所前には治るでしょう」と軽傷を強調した。

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2011年12月31日のニュース