黒沢尻工 東北勢唯一3回戦へ「勇気と元気与えたい」

[ 2011年12月31日 06:00 ]

<黒沢尻工・札幌山の手>「感謝震災復興支援」の横断幕が掲げられるな中、後半に黒沢尻工・軽石がダメ押しのトライ

全国高校ラグビー2回戦 黒沢尻工27―15札幌山の手

(12月30日 東大阪市・花園ラグビー場)
 黒沢尻工(岩手)は外国人留学生2人がいる札幌山の手を振り切り東北勢で唯一3回戦に進出した。FWが後半8分にモールで持ち込んで勝ち越しトライ。同10分すぎから約10分にわたって自陣にくぎ付けにされたがゴールラインを割らせず、高橋監督は「FWがよくしのいだ」と振り返った。

 所在地は岩手県内陸部の北上市で東日本大震災の被害は少なかったが、4月6日に同県沿岸部の宮古高のグラウンド整備などを手伝った。プロップ高橋洋は「自分たちのラグビーを見て勇気と元気を与える試合をしたい。岩手に明るい話題を提供するためにベスト4を目指す」と誓った。

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2011年12月31日のニュース