大揺れの一年終了…放駒理事長「来年はばら色の一年に」

[ 2011年12月28日 16:47 ]

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館内の事務所で仕事納めをし、八百長問題で大きく揺れた一年を終えた。この日は午前中から臨時理事会を開くなど、慌ただしかったことしを象徴。放駒理事長(元大関魁傑)は「いろいろなことがあったけれど、やっと年末を迎えて年を越せる」と安堵の表情を浮かべた。

 八百長問題は2月2日に発覚。調査や関与者の処分を経て、収束に約4カ月を要した。その影響で春場所は中止。夏場所は取りやめられて技量審査場所となった。「どうやったら解決できるのかというのが一番頭にあった。自分一人だけではどうにもならず、周りの人の協力があった」と感謝した。

 その一方、琴奨菊、稀勢の里と日本人の新大関が2人誕生した。65歳の定年が絡むため、理事長職は初場所後の役員改選までとなるが「(来年は)ばら色のいい一年にしたい」と、祈るように話した。

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