小平、連覇へ“別格”の首位発進も「納得できない」

[ 2011年12月28日 06:00 ]

<女子1000メートル>1分16秒98の大会新で1位の小平奈緒

スピードスケート全日本スプリント選手権第1日

(12月27日 北海道帯広市・明治北海道十勝オーバル)
 女子は2連覇を狙う小平奈緒(相沢病院)が76・990点で総合首位に立った。男子は3大会ぶりの優勝を目指す加藤条治(日本電産サンキョー)が70・945点でトップとなり、長島圭一郎(日本電産サンキョー)は9位と出遅れた。小平は500メートルで38秒50の1位となり、1000メートルで1分16秒98の大会新記録を出した。加藤は500メートルが35秒21、1000メートルが1分11秒47でともに1位。28日の最終日も500メートルと1000メートルを実施する。

 500メートルを制した小平は続く1000メートルで、2位の辻に1秒36の大差をつけて、ただ一人の1分16秒台。別格の滑りを見せた。それでも「納得できない。まだ無駄な力を使っている」と反省の弁を並べた。今季最大のターゲットは、来年1月下旬にソルトレークシティー、カルガリーの高速リンクで行われる大会。ここでの日本記録更新を狙い、刃などの微調整を繰り返している。他の追随を許さない中でも「結果的に勝てればいいけど、どういう内容のレースができるかを大事にしている」と浮かれる様子はなかった。

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2011年12月28日のニュース