亡き母へ感謝つづる…真央 2・8初エッセー発売

[ 2011年12月28日 06:00 ]

2月8日に発売される浅田真央の初エッセー

 フィギュアスケート女子の浅田真央(21=中京大)が来年2月8日に自身初となるエッセー「大丈夫、きっと明日はできる」(税込み定価1365円)を発売することになった。9日に最愛の母・匡子(きょうこ)さん(享年48)を亡くしながら、25日に閉幕した全日本選手権で5度目の優勝を飾った浅田は母への感謝の思いもつづっており、ファン必見の一冊となりそうだ。

 氷上のヒロインが、初のエッセーを刊行する。来年2月8日にポプラ社から発売される「大丈夫、きっと明日はできる」には、浅田がトップスケーターに成長できた秘密が全5章にわたってつづられている。「浅田選手がこれまで強くなるために心掛けてきたことを読者に還元したい」と同社の担当者。頑張れた理由や日常生活で気をつけていること、目標設定などさまざまな面について言及しているが、最愛の母への思いも語っている。

 5歳でスケートを始めた時から一番近くで支えてくれた母・匡子さんが、9日に肝硬変のため亡くなった。浅田は葬儀が営まれた12日に所属事務所を通じて「何度“ありがとう”と言っても足りません」とコメントを発表。5度目の優勝を飾った全日本選手権の演技後には、「今回も一番近くにいてくれている感じがした。母も喜んでいると思う」と話していた。初のエッセーでは、10年バンクーバー五輪前に匡子さんから感動のメモをもらった秘話も明かし、あらためて母への感謝の気持ちを記している。同担当者は、「すでに書店からはかなりの予約をいただいている」と話した。

 浅田は年末年始は休養し、来年2月9日に開幕する四大陸選手権(米コロラド州コロラドスプリングス)、同3月28日開幕の世界選手権(フランス・ニース)に向けて始動する。12年初戦の四大陸選手権を前に発売されるエッセーに注目だ。

続きを表示

2011年12月28日のニュース