“遼世代”秋吉にチャンス到来!プロ初戦2位発進

[ 2011年10月14日 06:00 ]

10番で第2打を放つ2アンダーで2位の秋吉翔太

日本オープン第1日

(10月13日 千葉・鷹之台CC=7061ヤード、パー71)
 遼世代の21歳が2打差の2位につけた。後半の4番パー5。秋山は残り17ヤードからSWでチップインイーグルを奪った。一時3オーバーまで落としたものの巻き返して2アンダー。「あしたにつながるゴルフをしようと頑張った」。09年1月にプロテストに合格しながら、予選会で上位に入れず試合出場権を手にできなかったため、この試合がプロ初戦。最高の滑りだしとなった。

 活躍の予感はあった。キャディーを務めた父・卓さん(47)と話していて3年周期で好結果を出していることに気づいた。中学3年で九州ジュニア3位、高校3年では日本オープンに初出場し国体優勝。今回の出場権も重複者が出たため九州オープン8位(本来6位まで)で資格を得た。

 小学生の時から1つ下の石川と知り合いで大会前は「久しぶりです」と声をかけられた。プロ転向を決めたのも石川の活躍があったから。薗田も松山も「昔から知っている。自分もその波に乗りたい」と刺激を受けている。同じ熊本出身であることが縁で女子の有村や一ノ瀬のキャディーを務めたこともある。「みんな凄い」と話す秋吉だが、自分も主役になるチャンスが来た。

 ◆秋吉 翔太(あきよし・しょうた)1990年(平2)7月22日、熊本県出身の21歳。10歳でゴルフを始め鹿児島・樟南高卒業後、09年1月プロテスト合格。アマ時代の08年に日本オープンに出場(予選落ち)も、プロ転向後ツアー出場は今回が初。平均飛距離は300ヤード。1メートル75、80キロ。

続きを表示

2011年10月14日のニュース