カーワン・ヘッドコーチ 12月末で退任 後任はジョーンズ氏ら軸に

[ 2011年10月13日 13:34 ]

退任するカーワンヘッドコーチ

 日本ラグビー協会は13日、日本代表のジョン・カーワン・ヘッドコーチ(HC)が契約満了の12月末で退任すると発表した。

 46歳の同HCは2007年と今年のワールドカップ(W杯)で指揮を執り、ともに1次リーグを1分け3敗で敗退した。同協会は後任として、03年W杯で開催国オーストラリアを準優勝に導いた現サントリー監督のエディ・ジョーンズ氏らを軸に人選を進めている。

 カーワンHCは過去の代表チームに比べて相手に当たる強さを重視する方向性を打ち出したが、大型の外国出身選手が多すぎるとの批判もあった。退任にあたって「5年間のチームの成長を誇りに思う」とのコメントを出した。

 同HCはニュージーランド代表WTBとして1987年の第1回W杯でトライ王に輝き、初代世界一に貢献。07年から日本代表を率い、世界ランキングを過去最高の12位に上げるなど、通算31勝2分け22敗の成績を残した。

 ▼矢部達三・日本ラグビー協会専務理事の話 日本代表は確実に進化した。カーワン・ヘッドコーチの国際的な人脈でW杯日本招致やマッチメークでの貢献も大きかった。功績はあるが、W杯の結果は厳しく受け止めなければならない。

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2011年10月13日のニュース