遼くん“逆転の発想”ラフ狙いで初メジャーV狙う!

[ 2011年10月13日 06:00 ]

<日本オープン練習日>佐々木孝則コーチ(左)が見つめる中、練習ラウンドをする石川遼

 今季メジャー第3戦の日本オープンは13日に千葉・鷹之台CCで開幕する。初のメジャー制覇に挑む石川遼(20=パナソニック)は12日、インの9ホールを回って最終調整。ラフを狙う大胆なコースマネジメントに手応えを得た。

 「フェアウエーから2、3ヤード外れたところが凄くラフがきつい」。大会コースは本来のフェアウエーの芝を伸ばしラフにしているところがある。そこは抵抗が大きい高麗芝が交じっていて葉の密度も濃く脱出が難しい。そこで石川は、野芝だけが生えていて難易度の低い本来のラフまで打ち込む“奇策”を準備した。この日も17番パー4であえて右ラフへ第1打を打った。ラフを有効活用した攻め方で難コースを攻略しようというのだ。

 「日本オープンは飛ばなくても曲がらない選手が有利と言われてきた。その言い伝えが現代もあてはまるかというとそうでもない」。過去3年は2位、2位、8位と攻めのゴルフで好成績を残しているだけに自信もある。先週に続いてレッスンプロの佐々木孝則氏をコーチとして招いてラウンド。「アプローチで凄くいいものをつかめた」という。「ほぼ最高の仕上がり。このコースである程度ゴルフをやらせてもらえそうな状態」。臨戦態勢は整った。

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