末続が3年ぶりレース復帰 ロンドン五輪へ競技本格化

[ 2011年10月4日 18:48 ]

 陸上男子200メートルの日本記録保持者で長期休養中だった末続慎吾(ミズノ)が、1日の熊本市記録会で約3年ぶりにレースに復帰していたことが4日、分かった。来年のロンドン五輪に向け、本格的に競技活動を再開する。

 31歳の末続は1日の記録会で一般男子の100メートルに出場し、10秒87で学生を抑えて1着だった。

 2008年北京五輪男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した末続は、疲労の蓄積を理由に「無期限休養」を宣言。その後は地元の熊本を練習拠点にし、ことし2月からは本格復帰を視野に入れた練習を積んでいた。

 教え子の末続から連絡を受けた、日本陸連の高野進強化委員長は「まだ体は眠っているようだが、次への一歩になることは間違いない」と期待感を込めた。末続はロンドン五輪について「やる以上はそこを(目標に)掲げる意識はある」と話している。

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2011年10月4日のニュース