琴奨菊、大関初陣Vならず…九州場所へ「稽古第一」

[ 2011年10月4日 06:00 ]

準々決勝で豪栄道(右)に突き落としで敗れた琴奨菊

 大相撲の第70回全日本力士選士権が3日、両国国技館でトーナメント形式で行われた。秋場所で12勝を挙げて大関に昇進した琴奨菊(27=佐渡ケ嶽部屋)は1、2回戦は得意の“がぶり寄り”で勝ち進んだが、続く準々決勝で豪栄道に突き落とされて敗退した。

 新大関として初めて国技館の土俵に上がったが8強止まり。それでも、土俵入りや取組の際には幕内一番の声援を浴びて「いろんな所で“大関”という声をかけられる。こそばゆい…」と看板力士としての責任を実感した。

 秋場所後は大関としての仕事に追われて大忙しで、稽古再開は早くても5日になる予定。ご当地の九州場所(11月13日初日)までに故郷・福岡県柳川市や母校の高知・明徳義塾に凱旋するつもりだが「第一は稽古。それを考えてやっていかないと」と浮かれていなかった。

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2011年10月4日のニュース