五輪テスト大会は実施 ビーチバレーは進行早める

[ 2011年8月9日 23:47 ]

 英国の暴動が拡大する中、来年のロンドン五輪に向けたバドミントンなどのテスト大会は9日も実施された。ただ、ロンドン中心部で開催されたビーチバレーは観客の安全に配慮し、練習コートも使用して試合が夕方には終了するよう進行を早めると発表した。

 バドミントンの世界選手権が開かれている会場は、中止されたサッカーの国際親善試合、イングランド―オランダが10日に予定されていたウェンブリー競技場に隣接する。周辺は平穏で、女子シングルスの後藤愛(NTT東日本)は「暴動が起きているのは知っていたが、実感がない」と話した。それでも日本代表の朴柱奉監督は「この辺りは大丈夫みたいだけど、英国がこんなことになるとは」と驚きを隠さなかった。

 10日に始まるロンドン五輪の選手団長会議のため、8日にロンドン入りした日本オリンピック委員会(JOC)の関係者は「五輪公園の周辺では100人以上の警官が警備していた。パトカーや救急車の数もすごく、物々しい雰囲気で驚いている」と当惑気味だった。(共同)

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2011年8月9日のニュース