男子1万メートルで早川がV 日本選手では7年ぶり!

[ 2011年5月15日 18:09 ]

 陸上の関東学生対校選手権第2日は15日、東京・国立競技場などで行われ、男子1万メートルは早川翼(東海大)が28分41秒26で、日本選手では7年ぶりに優勝した。箱根駅伝などで活躍する柏原竜二(東洋大)は28分56秒37で3位だった。

 100メートルで男子は4年生の川面聡大(中大)が10秒50(向かい風2・6メートル)で初優勝した。向かい風4・6メートルの悪条件となった女子は佐野布由実(筑波大)が12秒27で初めて制した。男子400メートルは広州アジア大会代表の広瀬英行(慶大)が46秒16で勝った。

 男子1万メートル競歩は笹川友輝が40分49秒18で制するなど、山梨学院大勢が3位までを占めた。

 ≪早川「まだあまり実感が湧かない」≫外国人留学生が占めてきた男子1万メートルの表彰台の頂点に、日本選手として7年ぶりに立った早川は「冷静に追い上げられた。まだあまり実感が湧かない」と控えめに喜んだ。

 中盤までは3番手。先行したベンジャミン(日大)に徐々に追い付くと、残り千メートルでスパート。ラスト1周でさらに引き離し「上半身強化の成果が出ているのかも」と納得の表情だった。1月の箱根駅伝では山上りの5区で区間5位。区間1位だった柏原(東洋大)にトラックでは雪辱を果たした。

 失速して3位だった柏原は「食らい付こうと思ったけど体が動かなくなった」と淡々と話した。

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2011年5月15日のニュース