尾崎「金メダル狙う」 市民ランナー川内は入賞宣言

[ 2011年4月21日 17:41 ]

 8月開幕の世界陸上選手権男女マラソン代表10選手が21日、東京都内で記者会見し、2009年ベルリン大会2位の尾崎好美(第一生命)は「前回より上を目指す。金メダルを取り、ロンドン五輪につなげたい」と目標を掲げた。

 世界は男女とも高速化が進むが8月27日の女子、9月4日の男子のレースは高温多湿が予想される。厳しい気象条件は日本勢にとっては好材料で尾崎は「蒸し暑いのは得意」と歓迎する。ベテランの赤羽有紀子(ホクレン)と28歳の野尻あずさ(第一生命)は「メダルを目標にしたい」と口をそろえた。

 男子は市民ランナー、川内優輝が所属を埼玉陸協から埼玉県庁に変更し、気持ちを新たに練習に励んでいるという。「責任を強く感じているが入賞を目指したい。埼玉県を世界にアピールしたい」と口元を引き締めた。

 昨秋の広州アジア大会で銀メダルを獲得した北岡幸浩(NTN)は18日のボストンの優勝タイムが2時間3分2秒だったことに「衝撃を受けた。日本が遅れていると感じた。大邱でも黒人選手主体となるだろうが、暑さを追い風にしたい」と意気込んだ。

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2011年4月21日のニュース